三井住友銀行は2005年12月に生体認証サービスを開始するのにあたり、まず有人店舗約500ヵ所で合計約1,000台のATMを生体認証対応とし、さらに2006年3月には約1,100台のコンビニATMすべてを生体認証対応機に入れ替えました。指静脈認証の採用を決めた2005年2月から短期間での大量導入プロジェクトを遂行しましたが、このプロジェクトを計画通りに進める際に三井住友銀行を補佐したのが、日立チャネルソリューションズです。
「生体認証導入プロジェクトには、ATMメーカ、カードベンダ、システムインテグレータなど合計10社ぐらいが参画しました。ATMメーカについては複数ベンダを採用していますが、日立チャネルソリューションズはそうした競合の垣根を越えてよく全体をとりまとめてくれました。」(松本氏)。指静脈認証装置、ATM、窓口用の静脈パターン登録装置など信頼性の高い製品をタイムリに供給するのはもちろんのこと、このプロジェクトを成功させることを第一義に考えた提案と助言に尽力しました。