ATMリモートメンテナンス機能の活用により、従来は現地対応が必要であったATMプログラムの更新作業を、人手を介さず短時間かつ効率的に実施可能となりました。これにより、プログラムの展開・適用プロセスが大幅に簡素化され、運用負荷の軽減と維持サービス向上が図れます。
ATMの稼働状況を常時監視することで、機器から発信されるアラートを早期に検知・把握することが可能です。また、ガイドフォン経由でのお客さまからのお問い合わせや障害連絡に対しても、遠隔操作による迅速な障害復旧対応が可能となり、サービス継続性と運用効率の向上に寄与します。
サーバからATMソフトウェアの切り替え指示により、新プログラムへの一斉切り替えが可能です。万が一新プログラムに不具合が発生した場合でも、集配信サーバからの指示に基づき、旧バージョンへの一斉戻しも可能となります。これにより、予期せぬ障害発生時にも迅速な対応で復旧し、業務継続性を確保します。
また、稼働中のプログラムと最新版との間で差分データのみを抽出・配布することで、ネットワークへの負荷を最小限に抑えつつ、効率的なアップデート運用が行えます。
特定ATMの機種情報と、登録・配布済みのATMプログラムとの整合性チェックを実施することで、プログラムの誤登録や誤配信を未然に防止します。これにより、運用ミスによる障害リスクの軽減と安定したサービス提供が図れます。
さらに、ATMプログラムのバージョン情報や配布状況を一覧形式で収集・管理することが可能なため、運用状況の可視化に貢献します。
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